「暮らしの快適さ」と「オフィスの機能性」をあわせもった空間へ 家で生活するように仕事をする。 リビングルームのようにモノがあふれている状況。 机の上に置かれた雑誌、壁に掛かった絵、窓際に置かれるグリーン。 生活してるとさまざまなモノが目に飛び込んでくる。 モノの疎密と余白の対比をつくることで情報、アイデアとして蓄積され、 ヒントとなりアウトプットされる環境をデザインすることを考えた。 従来のオフィス空間は圧倒的な数のオフィス家具によって構築されると言っても過言ではない。もしすべてのデスクの天板が木に変わったら、そこにはオフィスではない新しい風景が生まれるのではないだろうか。そんな小さな気づきからこのプロジェクトは始まった。 「日本一働きやすいオフィスを」というLINEからのリクエストに対して、あえて仲間との団らんや寛ぎについて考え、「リビング」という概念をオフィスに持ち込むことを試みた。 単純にそれらしい家具や設えてリビングをつくるのではなく、トイレに行くだけのはずが人と顔をあわせて会話が生まれたり、外出先から帰社して自席に戻る前にコーヒーを飲